線。

2005年8月10日 思考過程
点と点とを結ぶと線になる。
でも、数学ではその線には幅などが無く、言わば「無い」に等しい存在。

この世の中に「線」なんてあるんだろうか?

強いて言うのなら
緩やかな境界線しかないのかもしれない。
どこまでもグラデーション的に続く、曖昧な境界しか。

端と呼ばれるモノ同士は確実に違うのに
その間をはさんでいる境界
すなわち、物理的距離、時間、心理的距離とかは確実に存在する。
それは緩やかな存在。
端同士を分かつ存在。

ボクやキミの間にも
そんなモノしかない。
どこまでも辿っていくと
キミになる。

ボクとキミとは違う存在?
よくよく見てみると
本当に別の存在なのかがわからなくなる。
ボクラを構成する原子は、
もちろん空気にだって、木にだって、水にだってある。
原子の種類や密度の違いで
異なるモノに見えるだけじゃないのか?
しかもそれらは緩やかに異なるだけで
はたしてかっちりとした境界線はあるのか?

そんな感じに
ゆるやかに
ボクラは同じモノなのかもしれない。

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