人が好き。

そもそもこの職業を選んだ理由の一つでもある。

が、好き、という確信があるわけでもなく…。
時には避けたくもなるし。

でも、この間言われた事がある。
「fengさんって人が好きなんですね」

いきなり言われたもんだから、何だ言われたのかが分からない。
てか、これを言った人も初対面の人。
初対面なもんだから、ちょっと気を遣ってその場を盛り上げもし
たんだけどね。
初対面って事もあり、僕もちょこっと緊張したし。

そんな時に言われたもんだから、何で言われたのかが分からない。
でも、言われて嬉しかった。

「あぁ、やっぱり人が好きなんだなぁ」っていう自覚が出来たし。

嫌いな人ってのは基本的にいない。
苦手な人はいるけど。
会いたくない人もいるけど。
でも、嫌いではない。
憎んでいるってのも、ない。

色んな人と話して、色んな関わり方をしたい。
せっかく出来た「縁」っていうのは、どんなモノでも大事にして
いきたい。

何で好きなんだろ。
好きという感情の一種かもしれないけど、ものすごく人に対して
「興味」がある。

どうしてこの人はこの人なんだろっていう感じに。
考え、行動、性格、趣味、形質。
どれをとっても、まったく同じ人はおらず
それぞれまったく違っている。
そんな違っている中でも、共通点があったり類似点があったり。
そういうのも面白い。
そういうのに縁を感じたりもする。

そんな「人」の中には「自分」という人も含まれる。
自分を知るには相手(人)を知るのがいい。
人を知るのにも自分を知るのがいい。
そうやって、自分の形が浮き彫りにされるから。

自分の性格・言動・未来とかにも興味がある。

ほんまに人って面白い。
一人じゃ生きていけないけど、一人になりたかったりもする。
考えと行動が違ったりもする。
どこまでも馬鹿だったり、どこまでも賢かったり。
どこまでも鈍感だったり、どこまでも敏感だったり。
どこまでも厳しかったり、どこまでも優しかったり。
そんな矛盾を抱え込みながら、人は人として生きている。
相対していると考えられるモノが同居しながらも
一つになっている。

愛おしい。